2026.04.14
用語辞典
貸借対照表
貸借対照表とは?
貸借対照表は、決算時点における企業の財政状態を「資産」「負債」「純資産」の3つに分類して一覧化した財務諸表です。
バランスシート(B/S)とも呼ばれ、企業が持つ財産と、その財産をどのような資金源でまかなっているかを示します。
資産 = 負債 + 純資産
という式が常に成り立ち、このバランスが健全かどうかで企業の安全性や成長余力を判断できます。
黒字でも資産の質や負債の多さによっては、経営リスクが高い場合もあるため、経営判断に欠かせない資料です。
貸借対照表をもっとくわしく!
貸借対照表は、ある時点での企業の「財政状況」を示すスナップショットです。
損益計算書が「一定期間の成績表」だとすれば、貸借対照表は「期末時点の財産目録」といえます。
企業が保有する資産と、それをどういう資金源(借入か自己資本か)で調達しているかを明確にします。
貸借対照表を構成する3つの要素
資産
企業が保有する経済的価値のあるものです。
流動資産(現金・売掛金・在庫など)と固定資産(建物・土地・設備・投資など)に分かれます。
流動資産は1年以内に現金化できるもの、固定資産は長期的に利用するものです。
負債
返済義務のある資金源です。
流動負債(1年以内に返済する借入金・買掛金など)固定負債(長期借入金・社債など)に分かれます。
負債は企業活動を支える資金調達手段ですが、過剰な負債は資金繰りを圧迫します。
純資産
資産から負債を差し引いた残りで、企業の「自己資本」にあたります。
株主資本・利益余剰金・その他包括利益などが含まれます。
純資産が多いほど財務基盤は安定します。
中小企業での活用例
- 新規借入やリスケ交渉時の信用判断
- 設備投資や不動産購入の可否判断
- 経営安定性や事業承継計画の策定
- 資産の入れ替えや在庫圧縮による資金効率改善
貸借対照表は単なる数字の羅列では無く、経営体力を示す地図です。
安全性・成長性・効率性を読み解くことで、次の経営戦略が見えてきます。
