2026.04.28
用語辞典
セグメント別損益
セグメント別損益とは
セグメント別損益とは、事業をセグメント(区分)ごとに分け、収益性を分析する手法です。
主なセグメントには、商品カテゴリ・店舗・地域・顧客層・事業部などがあり、企業ごと任意でセグメント分けします。
セグメント別に売上・原価・経費を整理することで、>どの事業が利益を生み、どこが赤字を生んでいるかが明確になります。
特に多角経営している企業や、複数の店舗・サービスを展開している企業にとって、経営判断の最重要資料の一つとなります。
収益改善や投資判断の精度が大きく向上する指標でもあります。
セグメント別損益をもっとくわしく!
セグメント別損益は、企業活動を細分化してそれぞれの採算性を明らかにするための方法です。
全体の売上や利益だけを見ていると、黒字の事業が赤字事業をカバーしている構造に気付かず、正しい判断が遅れてしまう危険があります。
そこで、事業を複数のセグメントに区分して損益を可視化します。
セグメントの例
セグメントは企業ごとに設定しますが、主なものとして以下が使用されます
- 商品別(商品A・商品Bなど)
- 店舗別(本店・支店など)
- 地域別(関東・関西など)
- 事業別(事業部A・事業部Bなど)
- 顧客別(法人・個人など)
セグメント別損益の構成
一般的に以下の項目を集計します。
- 売上高
- 売上原価(仕入れ・製造原価など)
- 変動費(販売手数料・売上連動費用など)
- 固定費(人件費・家賃・広告費など)
- 営業利益または限界利益
ただし、固定費については「共通経費の按分」が必要にあんる場合があります。
按分方法は正解が一つということはなく、
- 売上比率
- 労働時間比率
- 使用面積比率
などを使用して適切に配分します。
セグメント別損益が必要な理由
- 儲かっている事業と赤字事業の特定
- 不採算商品の見直し
- 店舗や事業の撤退判断
- 優先投資すべき領域の発見
- 組織別の成果管理
企業全体は黒字でも、一つ一つの事業を精査すると「赤字事業が足を引っ張っている」ケースは多く見られます。
セグメント別損益は、意思決定を精緻にし、利益構造を改善するための基本資料として欠かせません。
