2026.04.09
用語辞典
営業利益
営業利益とは?
営業利益とは、売上から売上原価と販売管理費(人件費や広告費、家賃などの経費)を差し引いた後に残る利益のことです。
本業の儲けを正確に示す指標で、企業の収益力を測るうえで非常に重要です。
例えば、売上純利益が高くても、広告費や人件費が膨らみすぎていれば営業利益は減ってしまいます。
本業でしっかり利益を出せているかどうかを確認したいときは、必ずこの数字を見ましょう。
営業利益をもっとくわしく!
営業利益は、次の計算式で求められます。
営業利益 = 売上高 − 売上原価 − 販売費及び一般管理費(販管費)
ここでいう販管費とは、事業を継続するために必要な間接的なコストのことで、例えば、以下が該当します。
- 従業員の給与・賞与
- 広告宣伝費
- 事務所の家賃
- 光熱費
- 交通費
- 交際費
このように、営業利益は「売るために必要なコスト」もすべて含めたうえで、本業が本当に儲かっているかを示す指標です。
営業利益が持つ意味と重要性
営業利益は、企業の本業の収益性を評価する際にもっとも重視される数値のひとつです。
金融機関や投資家が事業の安定性を測るときも、この数字に注目します。
売上が伸びていても、販管費が増えて営業利益が圧迫されていれば、成長の裏でコスト管理に問題があると判断されることもあります。
営業利益率で収益性をチェック
営業利益の絶対額だけでなく、営業利益率(営業利益 ÷ 売上高 × 100)も非常に重要です。
この数値が高いほど、効率的な経営ができていることを示します。
業種によって目安は異なるものの、たとえば、
- 小売業:3〜5%
- 製造業:5〜10%
- IT:15%以上もありうる
といったように、同業他社との比較も有効です。
売上純利益との違いは?
売上純利益との違いは、販管費を含めているかどうかです。
売上純利益は商品やサービスの粗利を見るための指標ですが、営業利益はそれに加えて「経営体制が適正かどうか」を判断する指標になります。
経営改善のヒントが詰まった指標
営業利益が想うように出ないとき、経営改善のヒントは以下に隠れているかもしれません。
- 人件費や広告費は適正か?
- 売上が上がっているのに販管費も比例して増えていないか?
- 業務フローが非効率では無いか?
- 客単価を上げる方法はあるか?
こうした改善策を講じることで、売上を伸ばさなくても営業利益を増やせるケースも少なくありません。
